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長老の誕生


永遠に近いほどの幽暗なる岩洞(がんどう)の中で、 岩壁から湧き水がゆっくりと滴り落ち、鉱石を濡らし、眠れる土壌の奥深くへと沁み込んでいく。 数百年が一日(いちじつ)の如く、絶えることはなかった。

さらに百年が過ぎ、その鉱石は微かな光を帯び始めた。蛍のような青い脈動が、未だ形を成さぬ心臓のように、力強く打ち続けていた。

また百年を経て、その脈動は息吹と温度を宿し、暗闇の中で方向を探るかのように、密やかに蠢き始めた。

ついに、ある日――彼は目を開けた。 彼に名はなく、形もない。彼は湧き水と共に歩み、岩の裂け目と黒い影を抜け、この世界のエネルギーの循環を静かに感じ取っていた。

より多くの彼らが目覚めるにつれ、その存在たちは自然と地底から歩み出し、未知なる旅へと踏み出した。初めて森の地表に触れた瞬間、大地の息吹、風の言葉、水の脈流が、一斉に彼らの魂へと流れ込んだ。

彼らは駆け、水を渡り、飛ぶ鳥と見つめ合い、獣と共に歩んだ。 彼らは言葉を知らぬが、「共鳴」を知っていた。

月光の下で静坐(せいざ)し、雷雨の中で世界の鼓動に耳を傾けることを学んだ。

彼らは―― 古(いにしえ)の時を記録し、 大地の記憶をその身に宿す。 彼らはすべての夜明けを目撃し、 最も深き「虚空」をも見てきた。

彼らこそが、始まりのMo-Mooである。

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